マダニは関東にもいる!マダニに噛まれた時の対処法とは

近年、マダニに噛まれたことによるウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の患者の報告が増えています。

 

SFTSウイルスを持つマダニにかまれることで感染し、6~14日後に発熱や嘔吐などの症状が出て、重症化すれば命にかかわることもあることから専門家が注意を呼び掛けています。

 

マダニは温暖な地域で生息していると思われがちですが、実は関東以北でも生息しています。

そんなマダニに噛まれた時は、どう対処したら良いのでしょうか?

調べてみました。

マダニは都内でも生息

東京都の健康安全研究センターのホームページによると、マダニは日本全国に分布しており特に野生動物が生息する自然環境が豊かな場所に多く生息するとされています。

 

市街地周辺でも自然が豊かであれば、畑やあぜ道などにも生息していることがあります。

 

マダニとはどんなダニ?

マダニの成虫は体長が3~8mm。アレルギーの原因となるチリダニ(0.3~0.4mm)や、夏場に室内で刺されて痒くなるツメダニ(0.3mm)などとは違い、肉眼で見ることができます。また、マダニは吸血し、飽血(満腹状態)になると、10~20mm程度の大きさになります。
春から秋にかけて活動が活発になりますが、温暖な地域では冬でも活動しています。

出典:東京都健康安全研究センターホームページ

 

全てのマダニがウィルスを持っている?

マダニは全てウィルスを持っているわけではありません。

ウィルスを持っているマダニに噛まれると、感染症にかかるおそれがあります。

 

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とはどんな病気?

2011年に新しいウイルス感染症として報告されたもので、ウイルスを保有しているマダニに咬まれると感染します。

6日~2週間後に発熱、倦怠感、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)などが現れ、重症の場合は死に至ることもあります。

ワクチンや治療法はまだ確立されていません。

 

マダニに噛まれたらどうする?

マダニは噛む時に麻酔様の物質を分泌するので、噛まれてすぐは気が付かないことがあります。

マダニに噛まれたことに気付いたら、すぐ皮膚科を受診しましょう。

マダニを自分で取り除こうとすると、体の一部が皮膚に残ってしまう場合があるので注意が必要です。

 

しかしすぐに医療機関を受診出来ないなど、どうしても自分で取り除きたい方もいらっしゃいますよね。

民間療法として、マダニを自分で取り除く方法をご紹介します。

 

※完全に取り除けないことも考えられますので、自己責任で行ってください。

違和感が残るなどしたら、必ず病院を受診してください。

 

マダニの取り除き方:ワセリン法

兵庫医科大学の夏秋優さんによって広められた方法で、皮膚に食いついたマダニ個体の上にワセリンなどを厚く塗ることによって、30分程度でマダニ個体が外れやすくなることを利用した除去法。

 

ワセリンに限らず軟膏やバターなど油脂性成分のものなら同様の効果が得られる。

 

しただし、食いつかれて時間が経つと、マダニ口器が皮膚へ強固に固着してしまうので、皮膚に食いついたマダニ個体を早期(おおむね1~2日以内)に発見して処置することが重要。

 

マダニに噛まれない為の対策は?

マダニは体の柔らかい部分に噛みつくので、マダニがいそうな山や藪などに近づく際は、肌を露出しないことが重要です。

 

具体的には、

 

  • 長袖長ズボンを着用
  • 袖口や裾などは、手袋やズボンにインして隙間を塞ぐ
  • ズボンの裾も長靴や靴下にイン
  • 首はタオルを巻いたり、ハイネックを着用
  • マダニに効く虫よけスプレーを使用

 

といった対策が必要です。

 

まとめ

マダニに噛まれるのを完全に防ぐことは難しいです。

その為、マダニの居そうな場所に行った時は、帰宅後すぐに着替えてシャワーを浴びることや、マダニに噛まれても気付かず放置してしまうことがあるので全身を隈なくチェックすること。

そしてマダニに噛まれていることに気付いたら、少しでも早く皮膚科を受診しウィルスに感染することを防ぎましょう。