表現の不自由展の内容と展示物(作品)は?主催者はどこの誰?

8月3日から展示中止となっている、「あいちトリエンナーレ2019」内で行われている「表現の不自由展・その後」ですが、再開を巡って名古屋市長の河村たかし氏が抗議の座り込みを行うと宣言し話題となっています。

 

表現の不自由展の内容や展示物(作品)は一体どんなものなのか、また主催者は誰(どこの団体)なのかについてまとめました。

 

「表現の不自由展・その後」の概要

「表現の不自由展・その後」は、3年に一度開催される現代アート展「あいちトリエンナーレ」の中の展示の1つで、さまざまな理由から国内の美術館での作品展示が不許可になった作品を展示していました。

 

その企画趣旨は、撤去された作品の実物とともにその経緯を鑑賞することで、議論が分かれる『表現の自由』という現代的な問題について議論するきっかけを作るというものです。

 

企画展の主催は、「表現の不自由展実行委員会」で、地元企業などの協賛もあります。

 

「表現の不自由展・その後」主催者の表現の不自由展実行委員会とは

「表現の不自由展」は過去にも開催されていて、2012年と2015年にそれぞれ都内で開催されました。

 

その時開催に携わったのは、岡本有佳さんら市民有志。

その時の主要メンバー5人が、今回の「その後」の実行委員会を担っています。

 

岡本有佳さんは、慰安婦団体「きぼうの種」の理事を務めるかたです。

表現の不自由展・その後の展示物(作品)の内容とは

では、問題となっている表現の不自由展・その後に展示されている作品とはどのようなものなのでしょうか?

調べてみました。

 

参加作家は16組で、

 

  • 慰安婦問題
  • 憲法9条
  • 昭和天皇や戦争
  • 米軍基地
  • 原発
  • 人種差別

 

などのテーマを扱う作品が並びました。

 

昭和天皇の写真を燃やす映像

昭和天皇の肖像写真と、曼荼羅(まんだら)や頭蓋骨などをコラージュした大浦信行氏の版画作品。

 

同時に展示された映像には、作品が収蔵されていた富山県立近代美術館が批判を受け、売却した作品を燃やすシーンが入っていました。

 

慰安婦表現「平和の少女像」

韓国の彫刻作家キム・ソギョン、キム・ウンソン夫妻による「平和の少女像」。

キム夫妻はインタビューで、少女像は元慰安婦の女性たちが戦時中・戦時後に受けた苦痛を表現したものだと説明。

「反日の象徴ではなく、平和の象徴です」と話したということです。

 

等身大の像は椅子に腰かけていて、隣の椅子に人が座って記念撮影できるようになっていました。

 

ポスター「暗黒舞踏派ガルメラ商会」

横尾忠則氏の作品で、旧日本軍の「旭日旗」を思わせるものだとして、在米韓国系の市民団体から抗議を受けたもの。

 

横尾氏の作品からは、「尼崎JR脱線事故の被害者を連想させる」としてJR西日本から採用を拒否されたラッピング電車の写真なども展示されました。

 

憲法9条とデモを題材に詠んだ俳句

市民が憲法9条とデモを題材に詠んだ俳句も展示されています。

 

「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」

 

地元の俳句サークルで1位に選ばれたこの作品ですが、通常は掲載されるはずの公民館だよりに「政治的中立性に触れる」などとして掲載を拒否されたといいます。

 

中国の食品安全テーマ?のアート

の「アルバイト先の香港式中華料理屋の社長から『オレ、中国のもの食わないから。』と言われて頂いた、厨房で働く香港出身のKさんからのお土産のお菓子」という、衝撃的なタイトルのアートは大橋藍氏の作品。

 

タイトルの通り、バイト先である香港式の中華料理店で日本人の社長から「中国のもの食わないから」と言われて渡されたというお菓子を作品にした、とあります。

 

五美大展では「腐敗の怖れあり」との理由でお菓子を包んだ個包装の展示が却下されましたが、「表現の不自由展」では個包装も含め、本来展示するはずだった状態での展示となりました。